【2024】ごった煮サウンドの魅力~洋楽ミクスチャーバンドまとめ
皆さんは「ミクスチャーロック」という音楽ジャンルをご存じでしょうか。
実は和製英語であって海外ではラップメタルやファンクメタル、クロスオーバーといった言葉で表現されるジャンルです。
「混合」という本来の意味の通り、メタルやヒップホップにファンクなどあらゆるジャンルを融合させたサウンドは今の若い世代も熱狂させ続けているのですね。
ミクスチャーロックの著名な洋楽バンドは主に90年代から00年代初頭に集中していますが、今回はニューメタルとメタルコアに影響を受けたニューメタルコアと呼ばれるジャンルのバンドも含めて、ミクスチャーな精神を持ったバンドたちを紹介します!
もくじ
- 【2024】ごった煮サウンドの魅力~洋楽ミクスチャーバンドまとめ
- Dani CaliforniaRed Hot Chili Peppers
- Guerrilla RadioRage Against The Machine
- One Step CloserLinkin Park
- My GenerationLimp Bizkit
- Got The LifeKorn
- Chop Suey!System Of A Down
- Wait And BleedSlipknot
- COMAIssues
- Amber311
- Flag of the BeastEmmure
- Are You for Real?Zebrahead
- MegalomaniacIncubus
- AngerDownset.
- BulletproofAttila
- Ch-Check It OutBeastie Boys
- New WavePleymo
- You Can’t Stop MeGuano Apes
- Roots Rock RiotSKINDRED
- Stick ‘em UpQuarashi
- How Can I LiveIll Nino
- Hearts/WiresDeftones
- Giving InAdema
- StupifyDisturbed
- Sleeping AwakeP.O.D.
- Bring Me To LifeEvanescence
- Not AgainStaind
- I’m With StupidStatic-X
- Shinobi Vs Dragon NinjaLostprophets
- PoemTaproot
- Not FallingMudvayne
- When Worlds CollidePowerman 5000
- Falling ApartPapa Roach
【2024】ごった煮サウンドの魅力~洋楽ミクスチャーバンドまとめ
Dani CaliforniaRed Hot Chili Peppers
日本で最も有名な洋楽ロックバンドの一つと言えるレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、オルタナティブロックやファンクメタル、さらにはラップロックまで、多岐にわたるジャンルをクロスオーバーさせたまさに「ミクスチャー」なサウンドで世界中を魅了し続けています。
彼らの音楽性は時代と共に進化を遂げ、ファンクからメロディアスな楽曲まで幅広いレパートリーを持つようになりました。
1991年の大ヒットアルバム『Blood Sugar Sex Magik』では、彼らの代表曲『Under the Bridge』や『Give It Away』が収録され、バンドの地位を不動のものとしました。
ライブパフォーマンスは常にエネルギッシュで、観る者を圧倒します。
グラミー賞3回受賞、YouTube再生回数50億回、Spotify再生220億回を超えるなど、その人気は衰えることを知りません。
レッチリの音楽は、世代を超えて多くの人々に愛され続けているのです。
Guerrilla RadioRage Against The Machine
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは、その名の通り機械に対する怒りを武器に、音楽界に革命を起こしたロックバンドです。
彼らが1992年に放ったセルフタイトルのデビューアルバムは、ヒップホップのグルーヴやラップ、そしてパンクの攻撃性やメタルの重さなどを融合させた唯一無二の音楽性を確立、強烈にポリティカルな姿勢も相まって当時の音楽シーンに衝撃を与えました。
特にトム・モレロさんの革新的なギタープレイは、今も多くのギタリストに影響を与え続けています。
彼らの音楽はただの怒りだけでなく、不正に対する痛烈な批判と、それに立ち向かう強い意志を感じさせます。
ライブではそのエネルギーがさらに増幅され、観る者を圧倒します。
その力強いメッセージは今日においても色褪せることなく、新たな世代のリスナーにも響いています。
One Step CloserLinkin Park
リンキン・パークは、2000年にリリースされたデビューアルバム『Hybrid Theory』で世界中にその名を轟かせました。
ヘヴィメタルとヒップホップ、エレクトロニックを巧みに組み合わせたその音楽性は、たちまち多くのファンを虜にしました。
特に、チェスター・ベニントンさんの心をゆさぶる声と、マイク・シノダさんの巧みなラップは相まって、リスナーの感情を直撃します。
彼らの曲は、闇を抱えた人々の心に寄り添うかのような深い共感を呼び、2017年のチェスターさんの悲しい旅立ちまで多くの人々に影響を与え続けました。
残念ながらチェスターさんが突然この世を去ってしまうという悲劇に見舞われましたが、リンキン・パークの音楽は今後もリスナーの心を揺さぶり続けるでしょう。
My GenerationLimp Bizkit
1994年に結成されたリンプ・ビズキットは、いわゆるラップメタル~ニューメタルシーンにおいて音楽史に残る成功をおさめ、その影響力は今でも見受けられます。
2000年にリリースされた『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』は全世界で1,200万枚という売り上げを記録、彼らをシーンの頂点に押し上げました。
フレッド・ダーストさんのラップ風ボーカルとウェス・ボーランドさんの独特のギターソロは、ヘヴィなギターリフと攻撃的なドラミングでヒップホップやハードロックの要素を見事に融合させています。
売れすぎたがゆえに批判も多かった彼らですが、2010年代以降にニューメタルコアのバンドなどリンプの影響を感じさせる若手も登場し、彼ら自身も日本も含めて精力的なツアーをこなすなど2020年代の今も現役で活動中です。
Got The LifeKorn
ニューメタルの先駆者として1994年にデビューして以来、コーンは音楽界に多大な影響を与えてきました。
彼らの革新的なサウンドは、7弦ギターの重厚なリフや唯一無二のボーカルスタイルによって特徴付けられます。
ヒップホップゆずりのねじれたリズムと変則的なギターサウンド、ジョナサン・デイビスさんのトラウマを泣き叫ぶように歌う衝撃的なスタイルと歌詞は、カート・コバーンさんを失ったアメリカにおいて衝撃をもたらしました。
特に1998年リリースの『Follow the Leader』は彼らの代表作として知られ、そのアルバムからのシングル『Got The Life』はコーンの魅力を凝縮した1曲です。
現代でも彼らの音楽は多くのアーティストに影響を及ぼし続けており、その功績は計り知れません。
2020年代の現在もシーンの最先端で活動する彼らには、今後も注目してきたいですね。
Chop Suey!System Of A Down
システム・オブ・ア・ダウンは、ユニークな音楽性で世界中のファンを虜にし続けています。
アルメニア系アメリカ人という共通の出自を持つメンバーたちにより、その音楽は中近東特有のリズムとヘヴィメタルを見事に融合させています。
特に2001年にリリースされたセカンドアルバム『毒性』は全米初登場第1位を獲得するなど、彼らの地位を不動のものにしました。
彼らの真骨頂は、難解かつ哲学的な歌詞にもあり、聴き手を深い思索に誘います。
システム・オブ・ア・ダウンはただのミュージシャンではなく、聴き手に新たな視点を提供するアーティストなのです。